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潤滑系統の主役
潤滑と冷却…!
【密封・洗浄・防錆】✨
エンジンオイルの【役割や重要性】などについての説明は、これで十分ですよね♪
単車だけに限らず「エンジン」のメンテナンスにおいて、最も基本的で大切な事。
それは
『オイルとフィルタの管理』です!
これを人任せにはしません✨
何故かと言うと、単車に入っている「エンジンオイル」を見るだけで、その銘柄と粘度、品質や鮮度などを《正確に判断する》ことは【事実上不可能】だからです!
今回は、エンジンのメンテで最も重要な役割を担う【潤滑系統の主役】について。
『CB400Four NC36のブログ』
そう『銘打っている』からには
オイル関連を最も重要視するべきなので
『エンジンオイル関連』の最初から最後までを全5回に分けて考察していきます!
それでは、1回目
【1st】からスタートします✨
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交換の時期
『交換の時期』について
CB400Four NC36の【サービスマニュアル】には、次のように記されています。
エンジンオイルについては【10,000Km】走行毎、オイルフィルタについては【20,000Km】走行毎とあり、かなり《長期スパンの設定》になっていますね…
とは、言うものの!
これはさすがに、1997年の新車出荷時から、まだ単車自体が低走行な時の話しであって、2020年代の現在において妥当な数値とは言えないように思います。
しかし、ある意味「水冷エンジンの性能」を《如実に表している》と言えますね♪
それには根拠があります✨
「水冷エンジンと空冷エンジン」
それぞれに《良さや魅力》があって、どちらが優れているとか劣っているとかの次元ではないし、もちろん《年式の違い》も当然ありますが、CBX400Fのエンジンオイルは【6,000Km】走行毎、オイルフィルタ【12,000Km】走行毎の交換。
XJ400Eのエンジンオイルは【3,000Km】走行毎、オイルフィルタは【6,000Km】走行毎の交換をそれぞれのサービスマニュアルで推奨しています。
これは、メーカーさんがそれぞれの【個体差】や【使用環境の違い】などを、ある程度見越した上で、それなりの余裕を持たせて《走行距離》で表示したものです。
あくまでも『交換時期の目安』であって、強制的で明確なものではありませんね!
その《複雑な話し》は別として
三台の数値設定を単純に見比べると、CB400FourはおおよそでCBX400Fの二倍、XJ400Eの三倍も、これら「空冷エンジン」より交換時期のスパンが長く、エンジンオイルにとっての大きな負担は【熱負荷】であることから、CB400Fourの「水冷エンジン」はエンジンオイルに優しく有利な機構なんだと判断ができます!
CB400Fourの年間走行距離は、1,500Km前後とかなり少なめですが、エンジンオイルは《時間の経過に伴う気温差》などによっても《酸化して劣化が進む》ので、真夏を迎える前の梅雨時期(5~6月頃)と、真冬を迎える前のまだそんなに寒くない時期(11~12月頃)の年二回【フィルタも一緒に交換】しています。
超絶『過保護』です✨
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交換の準備
エンジンオイルとオイルフィルタの交換に使うのは、全てが『純正部品』です!
【専用設計】の『純正部品』✨
【ホンダさんが創った『CB400Four』のために、ホンダさんが作っている部品】
それが個人的に好きなだけで、決して他の製品が良い悪いの話しではありません。
では、準備を始めましょう♪
純正オイル『G2』
馴染み深い、このボトルデザイン!
この記事を書いた2020年当時の『G2』はこんなルックスをしていました👆
が、【2021年】✨
ホンダさんの純正オイルは【確実にアップグレードした姿】を見せてくれました!
これがまた【規格外のカッコ良さ】で、全種類を部屋に飾りたいと思うほどです♪
詳しくは公式サイトをご覧ください👇
HONDA 4サイクルエンジンオイル NEWラインアップ →https://www.honda.co.jp/motor-parts/ultraoil/ultraoil_st4/index.html
『G2』にはかつて【10W-30】と【10W-40】の2種類が用意されていましたが、今現在は『ULTRA G2 SPORTS 10W-40』の一択です。
推奨されているオイルが【10W-40】であることと、今現在の純正オイルに硬めの【20W-50】は存在していないことから、【10W-40】を使います。
オイルフィルタも交換する場合のオイル量は【2、9ℓ】と、記載されています。
が、念のため⚠
【2、9ℓ】とはいえ3ℓでは若干寂しい気がするので4本(4ℓ)用意します。
真夏の時期は《硬めのオイルに換える》なんてことも考えたりしますが、今のところ『CB400Fourの水冷エンジン』には、そんな《必要性》すら感じていません!
純正オイルフィルタ
最近の単車になると、ほぼ全てが当たり前にこの【カートリッジ式】だと思いますが、少し古めの単車ばかり扱ってきた自分の中では《凄く画期的》なものでした。
これは今現在【部品番号】を変更されていますが、パーツリストに記載のとおり
見出番号【8】
部品番号【15410-MM9-013】
部品名【カートリッジ、オイルフィルター】
で、注文することも可能です。
純正フィルタレンチ
『カップ型フィルタレンチ』
これも同様に、パーツリストに記載されている部品番号や部品名で注文できます。
見出番号【2】
部品番号【15010-MW0-000】
部品名【フィルターセット、オイル】
これはフィルタレンチ単品ではなく《オイルフィルタとセット》での、注文です!
純正シーリングワッシャ
画像左側の《未開封》部品👆
それが純正のシーリングワッシャです。右側にあるのが純正ではないワッシャで、CB400Four用ではありますが、微妙にサイズが違うのを確認できると思います。
もちろん《材質》も違うと思いますが、この【微妙なサイズの違い】だけで全く別物の使用感になります。純正部品には、さすがに【寸分の狂い】もないんですね!
見出番号【15】
部品番号【94109-12000】
部品名【ワッシャー、ドレンプラグ12mm】
部品番号などに変更はありません。
以上『純正部品』の準備は完了です✨
ここで紹介した『純正部品』は
【PARTS ONLINE】✨
【パーツオンライン】さんのウェブサイトより、注文・購入することも可能です。
在庫量がとても豊富で、パーツリストさえあれば【部品番号などを入力】するだけで在庫確認や見積もりを【即日返信】してもらえる、とてもありがたい存在です!
10年近く頼りにしています♪
宜しければ参考にしてくださいね👇
PARTS ONLINE →https://www.partsonline.jp/index.pl
ラチェットレンチ
エンジンオイルを交換するための
《ドレンボルト・オイルフィルタ》
両方の脱着に使用します。エキパイとの干渉を防ぐためにジョイントも必要です。
ジョイントの長さは【7~8cm】、ヘッドのソケット径は【17mm】、です。
これで《ドレンボルト、オイルフィルタ》の脱着に、共通して使う事ができます!
計量カップとノズル
《何の変哲もない計量カップ》
ですが、オイルとフィルタの交換には欠かせない《大切なアイテム》の一つです。出来る限り正確にオイル量を計る目的はもちろん、違う用途にも使えて便利です。
この《ノズル》は、オイルの購入時に販売店で、一本にひとつぐらい貰えますね。
オイル缶に《直接取り付けて》使うので、オイルジョッキなどは必要ありません!
廃油処理箱など
CB400Fourの、オイルとフィルタを交換する際に排出される廃油量は、約【3、0ℓ】前後になります。各メーカーさんから容量別に販売されていますので、若干の余裕を持たせたサイズを選んでいます。上の画像は【4、5ℓ】用のものです。
そして、最後に⚠
エンジンオイルを直接素手で扱う事に《皮膚がんのリスク》が注意喚起されていますので、ビニール系の手袋などを用意した上で作業したほうが良さそうですね!
交換の準備は以上です✨
【1st】の終わりに
今回は、オイルとフィルタの『交換の時期と交換の準備』を【1st】としました♪
オイル関連のメンテはとても重要で大切な工程なのに、割と【ある意味適当】な現場を目の当たりにしてきた過去の経験上、どうしても長い持論の展開になるため…
次回【2nd】に続けます✨
続きはこちらをご覧ください👇
CB400Four オイルとフィルタの交換【2nd】 →https://nc362204.com/cb400four-nc36-lubrication-device/cb400four-nc36-changing-engine-oil-and-oil-filter-2nd/
以上、ありがとうございました🍻
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