CB400Four ブレーキキャリパー【OH】

NC36と 紅葉の美しい風景(BIG EYE)

【OH】開始の警告⚠

さて、そこの男前なあなた!

今こんなことを思っているはずです。

…なんか最近、重くね?」

NC36取り廻しが、なんとなく大変スムーズにいかないのは気のせいかなぁ

イヤ、こんなもんだったっけ

ちょっと走らせれば《良くなったような気がする》し、とりあえず今のところは

…まあ、大丈夫でしょ♪

いえいえ、、ちょっと待って。

それ《大丈夫じゃない》ヤツ

ある日から突然《取り廻しが重くなった》ようなその感覚は、決して【気のせい】でも【放置して良いもの】でもなく、それがブレーキ装置【OH】開始の警告

直ちに改善を必要とする危険な状態

《ブレーキの引きずり》です⚠

《引きずり》とは何なのか

何が危険なのかは後述するとして

今回は、この《症状を完治》させるために必須の項目となる、ブレーキ装置OH【オーバーホール】について順を追いながら実戦的な深掘りをしたいと思います

大丈夫、簡単です♪

それでは始めましょう

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【フロント】ブレーキ装置

【フロント側】からいきますね♪

最初にざっくり紹介します。

前輪セットされている、たくさんの孔が開けられた《円板状パーツ》それが

《ブレーキディスク》です

そのブレーキディスクに取付けられた何やら黒いパーツ》がありますが、それを

《キャリパー》と呼びます

このキャリパー内で、ディスク掴むような動作によって減速を実現しているのが

《キャリパピストン》です

Fキャリパーは、左右対称ダブルディスクブレーキとして装備されています。

この事を【簡単な基本】として

話しを先に進めていきましょう♪

『最重要ポイント』

『結論』から先に言う

ブレーキキャリパー【オーバーホール】という工程の中で、最も重要『ポイント』になるのが、固着しているであろう《キャリパピストン》引き抜く事です

《引きずり》を起こしている

その【代表的原因】として

キャリパー内部にある《キャリパピストン》動作不良が、一番に挙げられます。

要は、キャリパーブレーキディスク

強く【喰らい付いたまま離さない状態】になっているんですね⚠

ブレーキが《引きずっている》時点で、キャリパーからピストン人力ごときでは【押し込む】ことも【引き抜く】ことも、どうあがこうが暴れようが不可能です

…ビクともしません💧

まずは【それを解決】するため

キャリパーを完全に取外す、その前に

黄印パッドピンプラグ青印マウントボルト(12mm×2本)を外して、ブレーキパッドを取出してから【ピストンをブレーキ液圧で押し出して】おきます

このパッドピンプラグ

マイナスで外すと、ブレーキパッドをセットする為のパッドピンが隠れています。

5mm六角です

キャリパー動作が正常時であれば、このパッドピンを外すと簡単ブレーキパッドを取出せるのですが《引きずっている》場合はマウントボルト2本外して、キャリパーごとずらしながら【パッド割と強引に引きずり出す】必要があります。

パッドが、外れましたか

外れたらブレーキレバーを操作して

ピストン外れて液圧が抜けてしまわないように、ブレーキディスク厚ほどな工具をかませるなどの状態にして【ピストンを液圧によって限界まで押し出しておく】

…ここまでを押さえておけば

後は、もう『余裕』です♫

簡単《キャリパピストン》引き抜けるし、他に難しい事何一つありません

これは【リヤにも共通】しています

ブレーキ液の排出

先ほどまでの流れで、ピストンを押し出してブレーキ液を排出する事も可能ですが

それではあまりにも【雑】💧

そんな下品なやり方は却下で、セオリーどおりの【上品な方法】として、まずは

【マスタシリンダ水平】

これは、ブレーキ液《塗装などを傷める性質》があることを前提に、マスタシリンダキャップを開けた時の《液漏れを防ぐ対策》として、大切なことでしょう。

ハンドルを若干右にきった状態にして、サイドスタンドに1cm程の敷物をすれば

ほぼ【完璧な水平】です♪

そしてこれも大事👆

細かいブレーキ液が飛び散ったとしても大丈夫なように、バスタオルなどで《タンクからラジエータにかけて》を、すっぽりと覆っておけばわりと安心できますね。

では、マスタシリンダを開けてみます

《慎重に》いきましょう

マスタシリンダキャップセットプレートを外すと見えるのがダイヤフラムです。

そぉっと、ダイヤフラムを外すと

《ブレーキ液》が見えました♪

少し黄色っぽく見えますが、これは劣化している証拠で《新品は無色透明》です。

ブレーキパッドは取外して《ピストンを限界まで押し出した状態》のキャリパーをもう一度簡単に取付けたら、キャリパブリーダバルブのキャップを開けましょう。

そして、左右のブリーダバルブ《内径5mmオイラーホース》接続します。

長さは50cm程度あれば良好、ホームセンターで耐油性なモノを選びましょう

【左右ダブル】で抜きます✨

直接《廃油処理箱のような物》へと排出するか、容器で受けるかは気分次第です。

《8mm》レンチスパナ

キャリパブリーダバルブを緩めれば、ある程度勝手にブレーキ液が出ていきます。

あとはブレーキ液が出てこなくなるまでブレーキレバーを何度か操作すればOK!

マスタシリンダですね♫

ブリーダバルブ緩めることによって排出できるブレーキ液は、左右合わせても

《50ml》程度です♪

キャリパーを取外す

キャリパーを取外すために、緑印ブレーキホースオイルボルト(12mm)と、先ほど簡単に取付けた青印マウントボルト(12mm×2本)を外しましょう。

この段階【注意すべき】

ブレーキ液の大半がまだ【キャリパー内に潜んでいる】ところで、何らかの方法で養生しておかないと《結構な大惨事》なりかねないので十分な対策が必要です

そして、オイルボルトを外したら

液漏れ異物の混入を防ぐ為に、ホースの先端部ビニール袋などで養生します。

この簡単な処置怠る

少しずつ垂れてきたブレーキ液が、ホイールに溜まってタイヤに流れ出ていたり床面を汚したりして、何かと色んな悪影響を及ぼす事になるでしょう(経験済み)

マウントボルトを外して、キャリパー内に残ったブレーキ液を綺麗に受け止めれば

完璧【取外し完了】です✨

ここからはラボに戻って(自分の部屋)キャリパーを徹底的に研究していきます

…少し、疲れました

いったん休憩しましょうか♪

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洗浄と分解

ラボに持ち帰った、左右のキャリパー

とにかくオイルまみれ💧

ヌルヌル、ベタベタしてて

分解するにしても撮影するにしても、どぉー考えても《要領効率》が悪すぎる

…はい、洗浄しましょう✨

こんな場面で《活躍してくれる》のが

通常の洗油より強力《メタルクリーン・α》という、ガチ目の工業用洗剤です

お湯(60~80℃)20Lに対して600g希釈するのが目安なので、この場合おおよそ2L60g希釈して、キャリパーを浸漬(ゴム類以外)します。

加温使用が効果的だとは言っても、80℃以上の温度は控えるように、鉄・ステンレス12時間以内、アルミ6時間以内の浸漬とするように指南されています

もちろん、漬け置きするだけ《完全に脱脂できる》ワケではなくて、各パーツを軽く洗剤で洗う必要がありますが、断然ラクに洗浄できるのに間違いはないです♪

綺麗になりましたね

この状態なら、何の気兼ねもなく思う存分【キャリパーの研究】に没頭できます。

ここからが 要(かなめ) です

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう

4本《黒いライン》が見えますか

ピストンが収まるシリンダの中には、異物や水などの侵入を防ぐ役割を担う《ダストシール》と、違う役割《ピストンシール》が、それぞれに配置されています。

《ダストシール》が、シリンダの入口に。

奥にあるのが《ピストンシール》です。

この《ピストンシール》は、キャリパー内のブレーキ液が漏れないようにシールしている事、それと液圧が作用して押し出したピストンを《変形の反作用で引き戻す》事で、ディスクとパッド【一定の隙間があるよう自動調整している】という

重要な役割を担っています

《引きずり》とは、主に

これら2種類《ゴム製パーツが劣化》することによって起きる動作不良、そして

👆白く粉を吹いた感じ、分かります

👆この、色んなものが混ざり合いながら少しずつ結晶化して《シール溝に溜まった堆積物》【シリンダの内径を狭めてピストンが動けない】状態を言うんですね

強烈【ヘッドロック】

ギブアップしているようなものです💧

堆積物固くないので、シール溝を傷つけない材質のツールを使って除去します。

これを見て下さい👇

キャリパー左右【8つのシール溝】から、これだけの堆積物が採取されました

シリンダ・ピストン内外径

『mm単位以下』超高精度

不具合が起きてあたりまえですね⚠

あとは柔らかい材質のブラシと洗剤を使って、キレイに洗浄すれば【完璧】です

傷を付けないように気を付けて♪

部品の構成

いよいよですね♪

ここからは部品の構成【可能な限り詳しく】そしてマニアックに見ていきながら

キャリパーを組んでいきます

完全に【脱脂洗浄】をしている状態なので、潤滑用のケミカルを巧みに使います。

少しだけ、その前に

左右対称のキャリパーには《謎のアシンメトリー》2箇所存在するんですよね。

まずは、キャリパブラケット👆

キャリパブラケット《先端部の形状》右と左で違うのを確認できると思います。

長い方が左用のブラケット

そこには、サイドカバーを固定するボルト同形のネジ山が切られているんです

旗棒?的なモノを取付けるため

そして、キャリパー本体👇

左用キャリパー本体には、何故だか《オイルホースのガイド》が付いていない

何なんだ、この違いは…

この《謎》についてご存知の方

コメントお待ちしております

本題に戻りましょう

黒いゴム製の部品《キャリパピンブーツ》というキャリパー側のピンを差し込む部分に異物が混入するのを防ぐためのパーツで、その下にある部品がブレーキパッドを受け止めてズレないようにするための《パッドリテーナ》というパーツです。

ともに異常がないので再使用シリコンオイルを塗ってブラケットに取付けます。

これは、ブラケット側のピンを差し込む部分に異物が混入するのを防ぐための《ブラケットピンブーツ》というパーツで、取付けにはちょっとしたコツがあります。

こんな感じで《ブーツの幅が広い方》から、キャリパーの本体とブーツの先端シリコンオイルで滑りを良くした状態にして、スルっと差し込んで取付けるんです

はい、決まりましたね

本体ブーツの間にシリコンオイルを差して、クルクルと馴染ませておけば最高

次々といきますよ!

これは《パッドスプリング》👆

ブレーキパッドグラグラしないように絶妙なテンションを掛けている部品です

👆この《オイルボルト》には

左右に2枚ずつ、毎回新品に交換するべき《シーリングワッシャ》が必要です。

見出番号【19】

部品番号【90545-300-000】

部品名【ワッシャー,オイルボルト】

2022年2月現在、純正部品としては4枚の合計で、税抜740円になります

異常が無ければ《ブリーダバルブ》再使用、オイルボルトと共に仮締めします。

👆この部品【説明は不要】ですよね♪

《引きずり》有無と関係なく、バラした以上は新品交換しておきたいものです

見出番号【1】

部品番号【06431-MA3-405】

部品名【シールセット,ピストン】

今現在、ホンダ純正部品としての単価が580円、左右で4セット必要になるので

合計2,320円(税抜)です

👆ここで【注目】したいのが

《ピストンシールにはブレーキ液》を、そして《ダストシールにはシリコングリス》を、それぞれ【使い分けて塗布する】ようにと、指南されているところです。

コップに入った透明の液体は、推奨ブレーキ液【DOT4】ホンダ純正ウルトラBF(二輪車用)で、その中にピストンシールを浸してからシール溝に組み込みます。

ダストシールにはシリコングリスを塗布した上でシール溝に組み込んでいきます。

この【理由】として考えられるのは

《ピストン本体にもブレーキ液を塗布》して取付けるよう指南されている事から

(開口部に液が入らないよう注意

シールとピストンの奥にあるシリンダ内の空間を、できる限り【ブレーキ液の純度が高い状態で満たしたい】という機能性を重視した思惑があるのでは、という事

ピストン・シリンダ・ダストシール・ピストンシールに問題が無ければ手で簡単に押し込めるので、あとはキャリパーピストンツールを使ってクルクルと回転させたり、押したり引いたりして全体の馴染みを良くしておけば、とてもGOODです♪

この工具を使う時には、ピストンの内側を傷つけないように注意してください

長くなってきましたが、次👇

👆左の緑印キャリパー

右の青印ブラケット側の《ピン》で、その両方にシリコングリスを塗布してから《キャリパピンブーツ》《ブラケットピンブーツ》の中に差し込んでいきます。

何度かスライドしてグリスを馴染ませながら、滑らかに動作するかを確認します。

余分なグリスは拭き取りましょう

《ブレーキパッド》いきます👇

今回、ブレーキパッドの交換は必要ないので、そのまま再使用することにしますが

があるのを確認できますね

NC36フロントキャリパーには、パッドの背面をプロテクトするための《シム》そもそも存在していないので、傷の部分にシリコングリスを塗布しておきます。

反対側も同じくです

そしてフロント用の《純正ブレーキパット》は、とっくに生産を終了しています。

多くのパーツメーカーさんが

《適合品》豊富にラインアップしてくれるお陰で凄く助かっている部分ですね♪

ブレーキパッドセットしましょう

これは【キャリパーの内側】から見た、ブレーキパッドの取付け状態になります。

👆良ーく、ご覧ください!

キャリパブラケットに取付けた《パッドリテーナ》に、ブレーキパッドの先端

キッチリと収まっていますね

【キャリパーの外側】から見るとこんな感じで、この状態が正規の取付位置です。

パッド可動部、ネジ山にシリコングリスを塗布して《パッドピン》を取付けます。

《パッドピンプラグ》は、状態が良くなかったので【純正新品に交換】しました。

《ブレーキパッド》セット完了です

ここまでで、フロントブレーキキャリパー《全ての組み上げ》完成になります♪

《部品》としての最後に👇

もうひとつだけ付け加えておきたいのが、この《マウントボルト》についてです。

これは【新品交換】します

フロントフォークにキャリパーを固定する《マウントボルト》には、衝撃や振動等によるボルトの緩み止め加工が施された【アロックボルト】採用されています。

【特殊な溶剤】塗布されていますね

見出番号【18】

部品番号【90131-KBV-003】

部品名【ボルト,フランジ 8×32】

今現在単価165円、左右4本が必要になるので、合計660円(税抜)です✨

純正部品はこちらで購入しています👇

PARTS ONLINE →https://www.partsonline.jp/

《構成》としての最後に👇

本体に装着する前に、キャリパーが【どの様な動作をするのか】見てみましょう

【液圧が作用】することによりピストンが押し出されてピストン側のパッド

ブレーキディスクに【圧着】します。

その力が働くことによってキャリパーが外側にスライド、ブレーキディスクの方向へと、反対側のパッド引き寄せられてディスクに圧着、この【制動システム】

『浮動型キャリパー』です✨

ここまで組み上げた、全ての部品【芸術的連動】果たしていることによって

『NC36』護られています

ベストを尽くして万全の体制を整えたら

いざ『あいつ』の所へ♪

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本体に装着

「よぅっ、お待たせっ♫」

今回の【OH】について、部品注文撮影記事作成をしていたら、何だかんだ

1カ月放置状態です

さあ、装着していきますよ♪

方法左右のキャリパーで同じです

その前にほら、これを見て下さい👇

結構溜まっています

何度も言っていますが、この処置を怠ると《良いこと》なんて一つもありません!

最初《マウントボルト》

上のボルトから差し込むと、下のボルト位置へと自然にブラケットが収まります。

12mmのソケットレンチで、上下のボルトを軽く簡単に締め付けたら、仕上げは

【トルクレンチ】を使います

普段から頻繁に使わないとは言っても、特に足回りの締め付けトルクは重要です。

この製品(STR4-140)測定範囲《20~140N・m》なので、バイク整備における締め付けトルクの大半は、これ一つで十分に管理できる事になります。

締め付けトルクが大きくなるにつれて差込角も大きくなるので、手持ちのソケットに合わない場合は【ソケットアダプター】差込角を変換すれば問題ありません♪

《マウントボルト》規定トルク

” 31 N・m ”

だから、と言って上下のボルト【片方ずつ】いきなり31N・mで決めるのは

ちょっと「野暮」じゃない

まずは25N・mほどのトルクで、様子を感じながら上下両方とも締め付けてみて

それから31N・mセット!

ここから初めてマウントボルトの締め付けを規定トルクで決める、この繊細さが

『粋』ってもんでしょう♪

この《マウントボルト》

特殊な緩み止め加工が施された【アロック部分】に、テンションが掛かった時点

少し抵抗が固くなります。

それは、緩み止めの【アロック効果】が、確実に馴染んで伝わっている証拠です♫

マウントボルト確実に決めたら

《オイルボルト》

このボルトもまたそう簡単に【緩んでもらっちゃ困る】重要で主役級の存在です

ブレーキホースの先端をシーリングワッシャで挟み込むようにして締め付けます。

《オイルボルト》規定トルク

” 34 N・m ”

ソケット12mm👆

《冷静かつ沈着》に、そして確実な動作【規定トルク】まで締め付けましょう

オイルボルトを決めたら

仮締め状態のパッドピンパッドピンプラグ忘れないよう締め付けておきます。

(参考までに規定トルク👇)

” 18 と 2,4 N・m ”

これで【装着完了】です

トルクを《感覚に頼るの》ではなく【規定トルクで管理】しておけば安心ですね♪

見た目が警棒の様ですがトルクレンチは精密機械なので取扱いに注意して下さい。

ここまで【完璧】

そしてここから『今回のクライマックス』歌で例えるなら《サビ》になります

ブレーキ液とエア抜き

最終段階です。

ブレーキ液は、ピストンシールなどにも使った【DOT4】ホンダ純正ウルトラBF(二輪車用)を、ボトルからいったんオイル差しに移し替えて使用していきます。

ボトルで直接、マスタシリンダに入れると《こぼしまくる可能性》無限大です

それと

マスタシリンダを開けてブレーキ液を入れていきますが、風の強い屋外《とにかくゴミやほこりの多い環境下》でこの仕事をするのは絶対に止めておきましょう。

マスタシリンダを水平にして

👆はい、ブレーキ液入りましたぁー♫

それじゃぁ今から

エア抜きってヤツやります

キャリパーのブリーダバルブを締めた状態にして、今のところスカスカのブレーキレバーを操作していると、少しずつポコポコと気泡が上がってきてエア抜き順調…

【問題】は、ここからなのね!

マスタシリンダからのエア《何となーく抜けきったのかなぁ?》と、いうことで

バルブにオイラーホースを接続👇

バルブを緩めて《ブレーキレバーをどれだけ操作しようが》いつまでも、永遠

…???…

ブレーキ液は出てきません💧

握力が鍛えられるとか別にして

いつかは出てくるのだろうけど、この状況を【余裕で打破】してくれるのがコレ👇

名付けて『エアポンプ”改”』!

何をどうしているのかお分かりですね?

ボディーソープやシャンプーなどのポンプオイラーホースを接続して、抜けないようにワイヤバンドで締め付けただけのアイテムですが、その効果は絶大です♪

ホースは好みの長さにカット。

今回のOHという工程の中で”1番活躍する道具”と言っても過言ではありません。

ブレーキ液が出てこないのなら、これでバルブの所へと導き出せばいいんです!

【実演】しましょう✨

バルブに接続したオイラーホースに、ニップルを使ってエアポンプ”改”を接続。

何度かポンプをプッシュすると、大きめの気泡と一緒にブレーキ液が出てきます!

この状態【意味】するのは

マスタシリンダからブレーキホースキャリパーまでBFが充填された証拠です♪

…ここで、注意👇

マスタシリンダ内ブレーキ液レベルが、急激に下がってエアをかんでしまう事!

BF無駄にしない為にも

マスタシリンダ内ブレーキ液が空にならないように補充しながら進めましょう。

ここからは細かいエア抜き!

緩めていたブリーダバルブを締めてからエアポンプ”改”の接続を外しておきます。

オイラーホースを容器で受けて

何度かブレーキレバーを操作してはレバーを握った状態のまま、ブリーダバルブ緩める・締めるを繰り返して《細かい気泡が出てこなくなるまで》続けましょう

BFしか出てこなくなりましたね👇

これで【エア抜き完了】です✨

効率良く、この工程をこなす順番として

まず《左側のキャリパーを大まかにBFで充填》してから右側のキャリパーを充填、仕上げの細かいエア抜き《左右交互に同時進行》で行うのが良いでしょう♪

ブリーダバルブの締め付けを忘れずに

(参考までに規定トルク👇)

” 5,4 N・m ”

エア抜きが完了しても、ピストンが押し出されてタッチにアタリが出るまでには少々ブレーキレバーの操作が必要なので、BFを補充しながら気長に調整します。

最終的にマスタシリンダの上限線まで補充しますが、入れ過ぎに注意しましょう

《ダイヤフラム》を取付けた時点で

絶対に、溢れ出ます

マスタシリンダのスクリュは、左右同じトルクで締め付けるのが理想的ですよね。

(参考までに規定トルク👇)

” 1,5 N・m ”

タッチにアタリが出てきたら【バイクジャッキ】でフロントタイヤを浮かせてブレーキの制動を確かめたり、ついでにホイールの掃除までしておくと、より完璧に!

これで【フロント側の完了】👇

この感動的な機能美

締め付け箇所のトルクは適切か、BFの滲みや漏れが無いかを確認して下さいね

【フロント】ブレーキ装置は以上です♪

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【リヤ】ブレーキ装置

【リヤ側】にいきましょうか♫

Fキャリパーと同じく浮動型ですね

Rキャリパーは、後輪右側シングルディスクブレーキとして装備されています。

《シングル》なだけに

フロントよりもシンプルな工程です♪

ブレーキ液の排出

フロントキャリパーと同じように、リヤブレーキ液上品に抜いていきます。

サイドカバーを外すと上部2箇所のグロメット・下部5mmの六角ボルト

リザーバタンクの登場

リヤブレーキ液については、この《小さなタンクにリザーバ》されています。

キャップを取外して中を見ると、左端オイルライン小さな孔を確認できます。

ここから先の工程

フロントキャリパー全く同じなので、ある程度省略しながら見ていきましょう

リヤのブリーダバルブ《8mmレンチ5mmオイルホース》をセットして

《液圧解除》

ここで、慌てず騒がず

ミスってブレーキ液をぶちまける事のないように、リザーバタンク内を確認しながら《ゆっくりペダルを押さえる放す》の操作を繰り返して、排出していきます。

ポンプを使って執拗に抜いたとしても、この時点で排出されるのは50mlほど。

まだ、ブレーキ液

キャリパーに残っている事を忘れずに

キャリパーを取外す

Fキャリパーの取外しと違う点

《ブラケットごと外す》のではなくて《キャリパーを単体で外す》ところです

今回は【OH】なので

本来は外す必要がないキャリパピンボルト(14mm)を先に緩めておきます。

キャリパーが《固定されている状態》で、外すべきボルトの全てが《固着していないか・正常に緩むか》どうかを確認した上で、ブラケットから取外しましょう

《固定の主役》が、これ👆

キャリパーが、このブラケットピンボルト(12mm)で固定されているのに対して、キャリパピンボルトはブラケットに差し込んであるだけの構成になります。

ブラケットピンボルトを外したら、パッドピンを外してパッドを取出しましょう。

ブレーキホースオイルボルト(12mm)を緩めたら、思いのほか結構な量のブレーキ液がダダっと出てきますので、何らかの方法で《養生》しておくと良いです。

キャリパー同じく

中に溜まったブレーキ液で油まみれにならないように細心の注意を払いましょう

無事に取外せましたか?

フロントキャリパーのOHをクリアする実力があれば、リヤはとてもシンプルで簡単な構造になっているので、費やす労力としてはフロントの【1/4】程度です♪

洗浄と分解

先ほどもお伝えしましたが、ここから先の工程もフロントキャリパーと重複する部分が多いので、リヤについての【特徴的なところ】以外は簡単な説明で進めます。

リヤキャリパーについてのみをご覧になられている方は少し内容に薄さを感じるかもしれませんので、その場合はフロントキャリパーと合わせて参考にして下さい。

それでは始めますね

👆

《ダストシール》《ピストンシール》

フロントには左右のキャリパーに2つのピストンがあって、シールだけで合計8個を要しますが、リヤ【ピストン1つとシールが2個】だけのシンプル設計です。

バラしたキャリパーを合成洗剤に浸漬すること数時間、全てキレイに洗浄します

👆パッド・ゴム類は除く)

リヤキャリパーは【部品点数】がこれだけなので何をどうするにしても余裕です

《ついでに》と言っては何ですが

リザーバタンクも外してキレイに洗浄しておくと、さらに気分が良くなりますね

部品の構成

組み上げていきましょう

洗浄後、すぐに組み上げる場合は

細かいオイルラインの水分を、エアダスターなどで飛ばしておいた方が良いです

キャリパピンボルトにシリコングリスを塗布して馴染ませるように仮締めします。

本来は【キャリパーを取外す】ためにこのピンボルトを緩める必要はありません。

これはブラケットピンブーツ👇

フロントのブラケットピンブーツと違って、リヤはここに《カラー》が入ります。

👆画像のような、シリコンオイルで滑りやすくしたブラケットピンブーツに、1/3ほど【カラーを差し込んだ状態】にすると、キャリパー本体へ取付けやすいです

このブラケットピンボルトも同じく、キャリパーのスライド部分なので、ブーツとカラーの間やピンボルトの可動部に、シリコングリスを十分馴染ませておきます。

ピストン周りいきましょうか

フロント側の測定画像はありませんが、シリンダ内径《38,24mm》ピストン外径《38,09mm》と、リヤキャリパーにもそれぞれに使用限度が定められています。

当然、シリンダ内部とシール溝も完全に脱脂洗浄済みで、とても綺麗な状態です♪

ここに組み込む重要な部品👇

👆【純正部品の供給】

ホンダさんからいつまでも続いてくれるよう、切に願うパーツのひとつですよね

見出番号【2】

部品番号【06451-443-405】

部品名【シールセット,ピストン】

2022年2月の時点で、ホンダ純正部品としては税抜《870円》になります。

フロント側と同じく【ダストシールにはシリコングリス】【ピストンシールにはブレーキ液】を塗布してから、シール溝に取付けて良く馴染ませておきましょう。

👆透明なので少し分かりにくいですがピストンにもブレーキ液を塗布しています。

ピストンを押し込んだら回転させたりして、初期馴染みを良くしておきましょう

👇ブレーキパッドいきます

何故かフロントに無いパーツ。

リヤのブレーキパッドには、背面を保護する《シム》という部品が存在します

今回、ブレーキパッドは再使用しますが《シム》については新品に交換しました。

見出番号【7・8】

部品番号【43113-KV3-831】←7

部品番号【43114-KV3-831】←8

部品名【シムA・シムB】

現在純正部品として単価390円、AとB合わせて780円(税抜)になります。

👆パッドスプリング《方向と位置》には十分注意して確実に取付けてください

ブレーキパッドを取付けてパッドピンパッドピンプラグを仮締めしておきます。

ここで少し余談ですが

フロントのブレーキパッドが早々に絶版となっているのに対して、リヤのブレーキパッドについては部品番号が変更されているものの、まだ【純正部品】が出ます

フロントは終了して「リヤのブレーキパッドだけ生産を続けている」とは考えにくいので、いつ無くなってしまうか分からない【在庫限り】なパーツだと思います。

【高級純正部品】を選ぶよりも

パーツメーカーさんの高品質で比較的安価な代用部品が豊富だから、でしょうか

見出番号【1】

部品番号【06435-KV3-405】

部品名【パッドセット,リヤー】

現在5,200円(税抜)✨

純正部品を眺めているだけで時間を忘れてしまう、そんな僕とよく似た、あなた

この機会におひとつ、いかが?(笑)

話しを戻して👇

オイルボルトに使うシーリングワッシャは、毎回新品に交換するべき部品です

見出番号【21】

部品番号【90545―300―000】

部品名【ワッシャー,オイルボルト】

現在単価185円、2枚の合計370円(税抜)で、フロント側と共通部品です。

これもまた、要注意👆

ブリーダバルブに異常があればここからBFが滲み出てくるので注意して下さい

以上【部品の構成】でした♪

純正部品はこちらで購入しています👇

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「すげぇカッコいい

リヤブレーキキャリパーにも、フロント側とはまた違う【造形美】がありますね

長かった【キャリパーのオーバーホール】も、そろそろ終盤に差し掛かりました。

【キッチリと】決めましょう

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本体に装着

リヤキャリパーを取付ける!

それ自体は簡単なことですが、触れておきたいポイントが《二つ》だけあります。

👆青印、分かりますか

ポイントの《一つ》は青印のブラケットピンボルトを取付ける部分についてです。

WARNING

ここはご覧の通り貫通していることから、ブラケットピンにグリスを塗り過ぎると《ディスクに付着して制動性能を失う可能性がある》ので十分注意してください

キャリパピンボルトを差し込む《キャリパピンブーツ》を取付けて、それから

もう《一つ》のポイント👇

黄印が2カ所ありますよね👆

ここに《パッドの先端》を確実にセットして、スライドの動作を確認して下さい

リヤキャリパーは、差し込んだキャリパピンボルトを支点にして【カウンタックのドア】みたく上下にスイングする構造なので、パッドの先端をパッドリテーナにセットしながらディスクを挟むようにしてキャリパーを下げます(語彙力に難)

…ちょっと見えづらいけど👇

黄印がリヤキャリパーの外側から見た《正確なパッドのセット状態》になります

ポイント《二つ》は以上です♪

仕上げていきましょうか

👆ブレーキホースの先端を

《新品のシーリングワッシャ》で挟み込むようにしてオイルボルトを取付けます。

【形】になってきましたね!

この段階では全ての取付けが仮締め状態なので、一つ一つを決めていきましょう。

パッドを支えるパッドピンと、それをガードするパッドピンプラグ規定トルク!

” 18 と 2,4 N・m ”

パッドピンとブレーキパッドの可動部にシリコングリスを塗布しておきましょう。

【トルクレンチ】登場

ここからの締め付けはトルクレンチを使って【規定トルクで管理】したいですね♪

【ブラケットピンボルト】👇

” 22 N・m ”

【キャリパピンボルト】👇

” 26 N・m ”

【オイルボルト】👇

” 34 N・m ”

はい、決まりました

全てのパーツ、その一つ一つは【それぞれが主役級】の、尊い存在だと思います♪

ブレーキ液とエア抜き

最後の工程です。

落ち着いて、冷静にいきましょう!

ブレーキ液に使うのはフロント側と同様ホンダ純正ウルトラBF【DOT4】です♫

ブリーダバルブに接続した内径5mmのオイラーホースニップルを接続します。

そのニップルにエアポンプを接続

何度かプッシュして、ブレーキ液をブリーダバルブまで《強引に》連れ出します。

ここで【注意】すべきは👇

リザーバタンク内のブレーキ液が空にならないように《補充しながら》行うこと

いったん【空】にしてしまうと

エア抜きは最初からやり直し、一度オイルラインを通って排出されたブレーキ液の再使用は避けるべきなので、余分に(ムダに)ブレーキ液を使う羽目になります。

👆ここまでBFが来たら

エアポンプの接続を外してバルブを締めた状態に、ブレーキペダルを操作しながら押さえたままバルブを緩める・締めるを繰り返して細かいエアを抜いていきます。

正常なエア抜きが完了すると徐々にピストンが押し出されて、ブレーキのタッチに

【アタリ】が出てきます♫

最終的なブレーキ液の補充は、車体を垂直にした状態で行うのが良いでしょう

BFが多すぎても少なすぎても良くないので適正な量に調整しておくべきですね♪

フロント側でも登場したバイクジャッキについては、別の記事でまとめています。

よろしければ参考にしてください👇

CB400Four × バイクジャッキ →https://nc362204.com/gallery-and-essay/cb400four-nc36-and-bike-jack/

バルブを規定トルクで決める方は少ないと思いますが、締め忘れのないように

【ブリーダバルブ】👇

” 5,4 N・m ”

リヤの【OH】完了しました

ここまでのキャリパーOHという長い道のりを一緒に歩いてくれた事に感謝です

【構造認識】の大切さ

お疲れ様ですが、最後に。

今回の記事は主にNC36キャリパーOHが未経験の方であったり興味をお持ちの方へ向けて《できる限り詳しく》その全貌を説明させていただきましたが、決して

【自分で整備する】ことを

《奨めるもの》ではありません!

趣旨としては《知識》です。

一つ一つの工程を見れば《難しいこと》《大きな力が必要なこと》もなくて、女性の方にもチャレンジしていただける内容だと思いますが、特に足回りの整備には

【大きなリスク】が伴います

《初めての方》は決して無理をすることなく、最初は《経験が豊富な方》と実際に一通りやってみたとすれば、ここに書いていることも納得してもらえるはずです。

いつの日か「自分でやってみよう」そう考えた時には、また参考にしてください。

『NC36』は今、何を訴えているのか?

全て《人任せ》ではなく

不具合が生じたその時に【構造さえ認識】していれば、焦ることも不安になることもなく《自分でやれるか・やれないか》《緊急を要するのか・要しないのか》など

的確な判断と対応ができます

そして【トラブルを自分で解決する】ことができたなら、クリアした問題の数だけ

『NC36の輝き』

更に増していく事でしょう

今回は以上です

お付き合いありがとうございました♪

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投稿者: 雪豹

平成生まれの『ホンダ CB400Four』を中心に♪

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