プラグの選定
『スパークプラグ』
さて、どのプラグを選びましょうか…!
一口に『プラグ』とは言っても、機能性やメーカーの違いで何種類かありますね。
もちろんのこと、NGKやDENSOの型番からも購入することは可能、なんですが…
あえて、純正部品を使います✨
理由は一番にメーカーさんを信用していて、単純に純正部品が大好きなだけです♪
性能が違うとか長持ちするなんて経験も、他に特別な意味がある訳でもないし、中身は同じだとは思っていますが、個人的には『純正プラグ』しか使っていません。
サービスマニュアルを見ると、指定プラグのオプションとして高速を主体とした走行用もありますが標準のCR8EH9(NGK)を使用します。たいして飛ばすことも無いし使い比べた事はないので、どんな差があるのか今のところ分かりません。
そこで、なぜ…
DENSOよりNGKを選ぶのか?
サービスマニュアルを見ても、パーツリストで調べても、なぜだか両方とも…!
NGKをDENSOより【上の段】に置いているのは何故だろう…?
そう、思いませんか?
たぶん気のせいだけど【何らかの意味】を示してくれている、そんな気がして✨
意味無くて単純な判断かもしれませんが、割とこんなところも重要視しています♪
パーツリストより抜粋✨
見出番号【20】
部品番号【98059-58916】
部品名【プラグ、スパーク(CR8EH9 NGK)】
【純正スパークプラグ】✨
詳しくは公式サイトをご覧ください👇
HONDA オリジナルパーツ →https://www.honda.co.jp/motor-parts/sparkplug/index.html
ここから『4本の純正スパークプラグ』を、実際に使っていきましょう (^.^)♪
『焼付と固着』の対策
これは【賛否両論】のようですね!
『焼付防止剤』についてNGKのホームページで次のように注意喚起しています。
グリース等潤滑剤、焼付防止剤をネジ部に使用すると、標準締付トルクで締付ても締め過ぎになる恐れがあります。潤滑剤、焼付防止剤は使用しないでください。
NGK SPARK PLUGS プラグスタジオ プラグの取り付け方 より引用
詳しくは公式サイトをご覧ください →https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
メーカーさんは、オーバートルク(締め過ぎ)を心配してくれているようですね!
そこは自己責任として、上の画像にあるようなモリブデングリースを使います✨
プラグの焼付や固着については【防止剤を使っているから大丈夫】とか【使ってないから固着した】とかではなくて【単車自体の使用状況や保管の環境】または【メンテナンスの質と頻度】など、要は《よく分からないまま雨ざらし乗りっぱなしで、長い間屋外に放置しているような状況下》で起きるのでは?と思っています。
電極に付かないように気をつけて、筆を使って【丁寧に薄く均一】に塗ります。
綺麗に塗れましたね✨
こうして見ると、間違いなく【NC36のエンジンが喜ぶ予感】を感じませんか?
少し分かりにくいですが、左にあるのがモリブデングリスを塗り終えたものです♪
それでは…!
現車を見に行きましょうか✨
【スポンサーリンク】
ハイテンションコードとプラグキャップ
プラグを取り付ける前に!
車体の左側からエンジンを見て、手前から順番に1・2・3・4番のプラグです♪
ハイテンションコードの1番に【ENG1】4番に【ENG4】と記されています。
パーツリストのF-28、見出番号【6・7・8・9】を見ても分かるように、車体右側のイグニッションコイルから《1、4番》へ、車体左側のイグニッションコイルから《2、3番》へと、ハイテンションコードの取り回しがされていますね。
見出番号【5】のプラグキャップ(ノイズサプレッサーキャップ)は1番から4番までが共通部品なので、プラグの交換時に順番を間違えないよう注意が必要です!
そして…!
このプラグキャップ、長くないですか?
これは
エンジンの『深い部分』に【プラグの取付け】が必要である✨
それを《意味》しています!
メンテナンス性の進化
エンジンの『深い部分』にプラグを取付ける構造になっている、ということは必然的に【プラグまで自由に手が届かない状況にある】と、いうことになりますよね。
CB400Fourよりも20年近くの【大先輩】にはなりますが、CBX400FやXJ400Eのスパークプラグは比較的簡単に交換できる『場所と深さ』に配置してあります。
『メンテナンス性』という観点から考えると、簡単に交換できる位置にあるということは一見、作業性が良くて便利だとも思えますが、少し違う視点から見ると…
『それだけ【自然環境の下】に晒されていて、トラブルを起こす可能性が高い』💧
とも、考えられます!
逆に『見えないような【深い場所】に隠されている』という配置が意味するのは…
『外的要因の影響を受けにくく、トラブルを起こしにくい』✨
という《メンテナンス性の進化》の表れだと、自分なりにはそう解釈しています♪
【時を経て改良を繰返し、洗練した姿を世に送り出してくれた】
そう思うと、ホンダさんの《モノ創り》に対する【努力と姿勢】に感謝ですね✨
【スポンサーリンク】
プラグレンチの選定
【道具】を選べば
『難しい、交換しにくい』
そんな事はないし、何の問題ありません♪
CB400Fourのプラグ交換をする場合、ポイントになることは次の2つだけです!
1.プラグがエンジンの『深くて手の届かない部分』にあること
そして、画像から分かるように
2.プラグの2番3番の位置が『限りなく中央寄り』であること
このポイント2つをクリアするために、次のような【プラグレンチ】を使います。
画像のように『長さ』があって
マグネット付きなので確実に『プラグ保持』する事ができます♪
これでポイントの1はクリアです✨
ポイントの2について!
画像のように、2番と3番のプラグは『限りなく中央より』で、フレームとイグニッションコイル、各種ホース類が集合している部分なので、ハンドルが固定された【通常のプラグレンチ】では、とても不便で作業性が悪すぎるのではと思います。
このプラグレンチならハンドルを取り外したりスライドさせたりが【自由】です♪
画像のように3箇所ある溝の位置では【カチリとロック】させることができます。
トップの部分には【ラチェットハンドル】の取付けも可能です✨
これで妨げになる障害も無くなって、ポイントの2も《余裕でクリア》ですね!
製品の仕様などについては『SK11さんの公式サイト』をご確認くださいませ♪
こちらからどうぞ👇
藤原産業株式会社 →http://www.fujiwarasangyo-markeweb2.com/DispDetail.do?volumeName=00017&itemID=t000100179279
取付けの実際
今回は、もう既に…
フューエルタンクとシート、古いスパークプラグを取外した状態からになります。
交換時には、プラグキャップを外してからプラグ周辺をエアダスターなどの圧縮空気で綺麗に清掃して、エンジン内に異物の混入が無いよう十分な注意が必要です!
全てのエンジンに共通の事ですね♪
1番のプラグからいきましょう!
ネジ部にモリブデングリースを塗ったプラグを【プラグレンチ】にセットします。
プラグはマグネットによってキッチリと保持されます。そして画像のように先端がフレキシブルなので、ある程度自由な角度に360度回転させることが可能です。
あとは手の感覚で、プラグレンチをクルクルと【固くなるところ】まで回します。
手でねじ込めない位置、例えばAの画像がその位置であれば、ここからBのように
ハンドルをセットして
1/4回転、締め込みます✨
ここは【目分量的な感じ】になりますが、それだけで経験上、問題はありません!
中央よりにある2番と3番のプラグも、全く同じ工程でスマートに完結できます♪
プラグを【新品に交換】する以外に、点検清掃して再使用する場合もありますね。
その時はトルクレンチで管理しましょう!
サービスマニュアルに、その場合の規定トルクが、きちんと定められています。
最後に…
外した『プラグキャップ』をすべて確実に押し込んでください!
お疲れ様でした🍻
『スパークプラグの取付け』完了です!
ここからタンクを取付けていく工程については、こちらに詳しくまとめています👇
よろしければご覧ください👇
CB400Four 燃料タンクの取付け →https://nc362204.com/cb400four-nc36-fuel-system/cb400four-nc36-installation-of-fuel-tank/
次回への展望
この先、同じような内容になるかもしれませんが、交換の時期を見て『プラグの取外し』や【NGKとDENSOの比較】についても触れてみたいなと思っています!
この記事が、ほんの少しでも
《何らかの参考》になるのであれば、とても幸いなことです🍻
以上、ありがとうございました✨
【スポンサーリンク】