CB400Four 純正ダブルシートASSY

CB400Four NC36

『純正シート』の希少価値

HONDA

『純正パーツ』

この【言葉の響き】ほどワクワクさせられる文言は他にありません!…が、です。

『旧車』と呼ばれるバイクのオーナーが困っている事の中に、今となっては生産中止で、メーカーさんからの販売が終了してしまった純正パーツの問題があります。

その中でも特に『純正シート』については、転倒による損傷からの部品交換などとは関係なくまた別に、足つき性の問題からアンコ抜き(中のクッションを削る)をしたり、見た目と足つき性の両方を兼ねた段付きシートにして表皮を張り替えたりと【交換の可能性やカスタム率が割と高めなパーツ】なのではないでしょうか。

1997年から、ほんの【僅かな期間】しか製造販売されなかった

『CB400Four NC36』

絶版である以上本体はもちろんですが、希少な各純正パーツも日々減少していくのは当然です。メーカーさんの製造者責任というものが【重要保安部品や機能を維持するために必要な部品】ですら10年なので外装部品はより仕方ないことですね💧

もうすでに【生産終了】してしまって、とっくに【パーツ供給】がなくなった

純正『ダブルシートASSY』

2020年代の今、実際にどれだけの数が【現役で現存】できているのだろう…

【所有者の一人】として、その『希少価値』を自覚しています!

それでは、現物を見ていきましょう✨

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純正シートの『底板』

シートの裏側、底板から見ていきます♪

全てのパーツに共通することですが、ぱっと見だけは【綺麗っぽい単車】でも

経験上、例えばこのシートを外して裏側を見たときに【埃まみれ】だったり【泥汚れやクモの巣】があったり、とにかく汚いのはすごくテンションが下がります💧

テンションが下がるだけならまだしも、汚らしく不衛生な状態のままにしていると、精神安定上の問題以外に最悪は【パーツ劣化の原因】にも繋がると思います。

それに【最適なアイテム】と言えば

【シリコンスプレー】ですね✨

綺麗な状態を保つためにも、樹脂パーツの劣化を防ぐためにも、画像のように底板はもちろん表皮のタッカー針にも、シリコンスプレーを使って防腐防水や艶出しをして、常に潤いを保つようにしています。パーツの大半は、対策として同じです♪

メーカーと材質の刻印があります。

【>PP<】という記号は、部品の樹脂名【ポリプロピレン】の材料記号です

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純正シートの『表皮とベルト』

CB400Fourの純正シートは、外すと『本体』『ベルト』2つに分かれます。

では『本体の表皮』『ベルト』について、それぞれを細かく見ていきましょう

『ベルト』について

このベルトは『シートベルト』『シートバンド』『タンデムベルト』などと呼ばれる【後部座席の搭乗者が転落しない】ようグリップするために必要なものですね。

シートASSYの本体は、このベルトを固定する二本の六角ボルトで、車両本体のフレームにセットされています。よって、必然的に【シートを取付けたり取外したり】する時は、その都度【ベルトも取付けたり取外したり】する必要があります。

六角ボルトは【6mm】です。

CB400FourのMFバッテリーは【シートの下に配置】されているので《乗らないときは常にマイナス側を外しておく》場合などには、以上同様の工程が必要です。

日本の法律規制との違いなのか…

他の車種で【逆輸入車】には、この《ベルトが無い車体》を、良く見かけます。。

法律問題は別にして、個人的に《ベルトの存在が無いシート》は、見た目に物足りないような締まらないような、単車自体の魅力が半減してしまうような、そんな気がします。ベルトはそれほど【重要度が高いパーツ】の1つではないでしょうか。

数量限定の『ブランドベルト』として、希少なアイテムですね

『表皮』について

シート『底板』【保護や艶出し】には、シリコンスプレーを使いました、が!

間違いなく滑るので

『表皮』には使いません

これは《正しい使い方》とは言えないのかもしれませんが、タンクやサイドカバー、フェンダーからマフラーまでと同様に『表皮』にまで【ホンダ純正のバイクワックス】を使っています。コンパウンドなどの研磨剤が入っていないものです✨

一口に【ワックス】とは言え、各パーツや材質別に様々なケミカルが存在します!

詳しくは公式サイトをご覧ください👇

HONDA純正二輪車用メンテナンスケミカル →https://www.honda.co.jp/bike-accessories/chemical/leather-plastic/

自分で感じたことがありませんが、運転の仕方によっては滑って危険なのかもしれませんので、使用には十分な注意が必要です。専用の【シートクリーナー】については《比較的新しいシート》に使っても支障はないかもしれませんが《古いシート》には洗浄力が強すぎて、油分の取り過ぎで【艶消し】のようになります💧

サービスマニュアルを見ると『表皮』に使われている樹脂の材料記号【>PVC<】塩化ビニルです。ガソリンやアルコールなどの有機溶剤に弱い材質のようです。

『表皮』《型押しパターン》は上面と側面で異なって、高級感に溢れています

磨きを掛けた【表皮とベルト】

【底板】とのセットで『純正ダブルシートASSY』の完成です

なお、この表皮については、2020年5月20日にリペアパーツブランドのNTB(丸中洋行)さんより、新製品としてベルト・金具付きで復刻されています

【嬉しい限り】ですね!

詳しくは公式サイトをご覧ください👇

NTB 株式会社 丸中洋行 →https://www.marunakayoko.net/news_each.html?eid=00515

『純正シート』の風格と魅力

シートだけに限ったことではありませんが、様々なカスタムがされていく中で、どのパーツにおいても最後のさいご、最終的に行き着く【最高であるもの】とは

『純正ノーマルパーツ』

と、なるように思います♪

そんな

『純正部品』【風格と魅力】

例えば「CBX400F」

「XJ400E」

『神的』ですね

歴代の《メーカーオリジナルパーツ》には、独特な【存在感と魅力】を感じます。

【どノーマル】

そんな呼び方が当たり前で、ノーマルの状態では恥ずかしく思えた大昔には、カスタムに一生懸命で『オリジナルの素晴らしさ』を考えたこともありませんでした。

…どれだけの

貴重な純正パーツを粗末にしたことか…💧

CB400Four NC36は、比較的まだまだ若手で歴史が浅いとはいえ《状態良好な純正フルノーマルで動態保存された車両》は年々【減少傾向にある】のが現状です。

大切に残していきたい

【絶版部品】の集合体

その中の1つ、CB400Four『純正ダブルシートASSY』についての考察でした♪

NC36純正オリジナルパーツについては、以下のカテゴリーにまとめています。

よろしければご覧ください👇

『CB400Four NC36 外装部品』→https://nc362204.com/category/cb400four-nc36-exterior-parts/

以上、ありがとうございました

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投稿者: 雪豹

平成生まれの『ホンダ CB400Four』を中心に♪

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