CB400Four リアフェンダーの構成

NC36 リアフェンダーのアップ

『構成要素』の考察

突然ですが、ご存知ですか?

CB400Fourリアフェンダーは単なる『泥除け』的な役割だけではないことを

まだ、NC36ウチに居なかった頃…

【シートを取外したフェンダーの状態】見たくてしょうがない時もありました。

見たいと思いませんか

はい、どうぞ (^.^)

こんなことになっているんです!

見て下さい!!

この『メカメカしさ』を✨

これを見てしまったら…

【いったい何がどうなっているのか】を、ちょっとバラしてみたくなりませんか

はい、バラしましょう (^.^)

CB400Fourリアフェンダー【構成する要素】の全てを細かく見ていきます!

今回の【リアフェンダーについて】の記事は、現役の『CB400Fourオーナー様各位』には退屈な内容になるかもしれませんので、そこのところはご了承ください。

それでは始めますね!

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レギュレート/レクチファイヤ

まずは

『レギュレートレクチファイヤ』

これって、何でしょう

結論【充電装置】です

難しい話しはナシにして、バイクも走りながら充電しているのをご存知ですよね。

走りながら発電した電気を《使えるように変換》して《過充電にならないように制御》しながら電圧を整えて、安定的にバッテリーへ供給する役割を担うものです。

超重要な部品で、トラブルなどはあり得ないように製造されているらしいけど

これ、故障します💧

今のところNC36の故障はありませんが、過去にGSXでやらかした事があります。

分かってくれるとは思いますが、これはスズキさんの批判ではありませんからね!

故障してしまうとあっという間にエンジンストップ、バッテリー液量はガタガタセルは回らないし、押し掛けをしようが《ウンともスンとも》言わなくなります⚠

そう、どうにもなりません💧

あの、夏の日。

汗だくになりながら約5Km、上り下りの繰り返しを何とか押して帰りました

故障の原因は【熱負荷】だとも言われていますが、交換時期を目視で判断できるものではないので、ある程度の旧型車になれば《注意と覚悟》が必要な部品ですね

スパークユニット

次に

『スパークユニット』

何やら複雑そうで気難しそうな部品に見えますが、その通り《複雑な部品》です。

要は【点火装置】!

回路図を見ても複雑さを理解できますが、その主な役割としてざっくり表現すると《点火系を統括・管理・指令している頭脳》と言えば、ほぼ正解だと思います。。

これを説明しようとすれば【電気装置】についてをいくつかに分類したうえで、専門的で難しい話しが必要になるので、ここではあえて省きます(退屈なんです)

そしてこれは、機械的接触部分がなく整備不要、逆に言えば分解できるようなものではなくて中身は謎、故障が発覚すればスパークユニットCONP丸ごと交換です。

そして【弱点】

やはり《衝撃熱負荷》!

繊細な高額部品なので、日頃からの取り扱いや管理には十分な注意が必要ですね。

テールライト

CB400Fourのテールライトは大きく分けて4種類のパーツで構成されています。

見出番号【1】テールライトユニット、見出番号【8】ナンバープレートブラケット、見出番号【5】リフレックスリフレクター、この3種類もうひとつ。

見出番号【7】テールライトステー、以上4種類のパーツが一体となります✨

テールライトユニット+テールライトステー

まずは2種類!

上の画像が、テールライトステーテールライトユニットをセットした状態です。

なかなか外す機会がないパーツなので、さすがに内側が錆びてしまっていますね。

バルブ交換の参考に!

見出番号【6】 

部品番号【34905-425-671】

部品名【バルブ、ウインカーU(スタンレー)(12V 23/8W)】

つねに点灯していて、ブレーキを掛けた時だけ光が増すように設定されています。

【純正バルブ】について

詳しくは公式サイトをご覧ください👇

HONDA オリジナルパーツ →https://www.honda.co.jp/motor-parts/lightbulb/index.html

【バルブ交換つながり】の話題としては、以下の『カテゴリー』をご覧ください👇

こちらからどうぞ👇

『CB400Four NC36 灯火装置』→https://nc362204.com/category/cb400four-nc36-lighting-equipment/

ナンバープレートブラケット+リフレクター

次の2種類!

これはナンバープレート、リフレクター(反射板)を取付けるためのものですね。

これがリフレクターです

こんなに小さいパーツでも、CB400Fourには欠かせない存在感を秘めています!

こうしてブラケットに取付けると

良いですね (^.^)

この純正パーツが、やむを得ず違うものに取り換えられてしまうだけで、バイク自体の表情が【まるで別物】になってしまう、それほどに重要な存在だと思います

これはリアフェンダー本体に1箇所テールライトステーに2箇所での固定です。

リアフェンダー本体

最後に

リアフェンダーの本体!

スチール製クロームメッキ

ここまで登場したパーツの全てを、このリアフェンダー本体に集約するワケです。

実際にやってみましょう!

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『装備』と『装着』

ぱっと見は、ごちゃごちゃと複雑な気がするCB400Fourリアフェンダーも、ひとつひとつを整理して順を追っていけば、とてもシンプルな構造になっています♪

では、2つに分けて解説しますね

リアフェンダーに『装備』する

全てのパーツは僅か6本のボルトでリアフェンダー本体に固定装備されています

そのうちの2本、8mmのボルトを使ってレギュレート/レクチファイヤを固定。

画像のように、リアフェンダーの内側から3本のボルトでテールライトステーを。

残りの1本でナンバープレートブラケットを固定します。(4本すべて10mm)

あとはスパークユニットクッションを、リアフェンダーの爪に差し込むだけです。

ここで、ちょっと気になること!

上の図を良く見てください。

ここまでの工程で少しだけ苦戦する可能性があるのは、配線が露出しないようにリアフェンダーの内側を通すようになっている【テールライトサブハーネス】です。

リアフェンダーの内側とは言っても配線が内側にも露出させないようにガードしてあるので、この筒の中に【テールライトサブハーネス】を通さないといけません。

撮影ミスで分かりにくいと思いますが、左の画像が入口で、右の画像にあるグロメットの部分が出口です。特別な方法はないので、何とか頑張ってみてくださいね

『装備』完了しました

これだけで既にカッコいい!

全てのパーツに磨きを掛けて、完璧に組み上げた『リアフェンダー』の完成です!

それではこの『宝の塊』を、CB400Four本体のところまで運びましょうかね♪

車両本体に『装着』する

何年経っても、いつ見ても、今だにワクワクとさせてくれる『CB400Four』

これは《凄い》ですね!

”NC36” 専用設計

【ダブルクレードルフレーム】

この見るからに超絶頑丈な【頼もしいフレーム】リアフェンダーを装着します。

ここでまずは!

車両本体のワイヤーハーネスから延びる【3種類の配線】を見ていきましょうか♪

この図を見ると、ハーネスから【接続する配線が3本】あるのを確認できますね。

実際の画像がこれです👇

そのうちの2本、画像の左側にある白いカプラ【レギュレート/レクチファイヤ】に、右側にある黒いカプラ【スパークユニット】に接続される配線です

もう1本コネクタを集合させた配線、これに【テールライトサブハーネス】を接続します。ここにリアウンカハーネスも接続されるのですが、今回は省略します。

(↑省略の理由は後ほど)

次に固定ボルト!

4本のボルトで固定、そして

フロント側リア側でそれぞれ違うサイズのカラーとフランジボルトを使います。

それは何故か?

理由は明白です

リアフェンダーのフロント側の固定は図の見出番号【3】にある【インナーボックス】の固定も兼ねているためで、その分だけ長いフランジボルトになっています。

そして、振動や衝撃を吸収するために【ラバー製の部品】を組み込んであります。

これは、ホンダさんからのメッセージ

こういう部分は、ある程度【柔軟なフレキシブルさが必要】だという事でしょう

それぞれサイズの違うカラーを固定箇所にセット、リアフェンダーを固定します。

リアフェンダーを装着しました

【レギュレート/レクチファイヤ】【スパークユニット】確実に接続します。

この段階で、少し触れておきたいのは【テールライトサブハーネス】の接続です。

上の画像を良く見ると【コネクタを集合させた配線】に、3本のコネクタを接続しているのを確認できると思いますが、それが【テールライトサブハーネス】です。

【コネクタを集合させた配線】にはあと4本のコネクタがありますが、それは『クラブレール』というパーツに装備している、左右リアウインカー用の配線です

詳しくはこちらをご覧ください👇

CB400Four クラブレールの詳細 →https://nc362204.com/cb400four-nc36-exterior-parts/cb400four-nc36-grab-rail-details/

一見、リアフェンダーと一体に思えますが、まったくの別体構造になっています。

今回の記事では…

なるべく混乱を避けるために、あえて『クラブレール』の配線を、省きました。

ご了承くださいませ✨

と、言う事で!

『装着』の完了です

ここまでの工程をある意味《サラっと》解説してきましたが、実際は思う以上に

結構、苦戦しました💧

全ては《不器用なくせに自分一人でやらないと気が済まない》性格からのものですが【無理やり】とか【強引に】などの荒業が嫌いなのでとにかく神経を使います。

自己流の《細かいこだわり》みたいなものを言い出したらきりがないと思うので

丁寧な『取外し』!

それからそれから

『固定と接続』を完璧に

そんな感じですね (^.^)🍻

『英知』の 結集

この記事の最後に!

『リアフェンダーの構成』について一つの疑問点と、自分なりの仮説があります。

皆さんも思いませんか

レギュレート/レクチファイヤが微妙な角度に傾いているのは何故だろうか?」

それには、きっと

何らかの根拠があるはずです

これは自分なりの仮説ですが

レギュレート/レクチファイヤの主な弱点とされているのが《熱負荷》であることから、走行風による空気抵抗に対して、真っすぐに設置するよりも角度を付けて傾けたほうが、放熱効果と冷却効率が高まる、という意味なのではないだろうか

そしてその角度は、幾度もの試験データから導き出された、最適なもので設定

放熱と冷却を走行風のみに頼るとはいえ、外に露出させるわけにはいかないレギュレート/レクチファイヤとスパークユニットを、シートの下であってあえてエンジンの熱負荷より最も遠い位置、リアフェンダーの後方に決定したのではないか

”NC36”その開発計画

こんな戦略が練られていたのでは…

NC36と過ごしながら、そんなことを勝手に想像してはひとりで感動しています♪

今現在《最先端の現行車》がどれだけ優れたスペックなのかを全く知りませんが、こうしてひとつひとつのパーツと真正面から向き合ってきて感じていることは

紛れもない『英知の結集』

こんな素晴らしい傑作を世に送り出してくれた『ホンダさん』に心から感謝です!

そう言わずにはいられません

以上、ありがとうございました🍻

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投稿者: 雪豹

平成生まれの『ホンダ CB400Four』を中心に♪

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