それぞれの『時代背景』
このブログで【主役】を張る
「CB400Four NC36 」
その登場から遡ること、約16年前。
当時、あまりにも《衝撃的》な単車が、同じホンダさんから世に放たれました✨
その名は
「CBX400F NC07」
ホンダさんが生み出した「CB」ブランドに、最高峰の「X」を付けた『CBX』!
この両雄が登場した当時には、とても大きな『時代背景』の違いがありましたね。
ここで綴っているのは、個々の《ヒストリー》的なものを、評論家の様に語るものではなくて、あくまでも個人的な《ゆる~い経験談と思い出》の話しになります♪
よろしければお付合い下さい✨
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「CBX400F」の登場
ホンダさんから「CBX400F」が発表された1981年前後あたりという時代は、二輪車史上でいちばん盛り上がっていた【バイクブーム】の頃だったと思います。
カワサキの「Z400FX」・ヤマハの「XJ400」・スズキの「GSX400E」と、各メーカーから次々と《代表的な400》が発表されていく中で、最後のさいごに…
『さあ、どうするホンダ!』
そんな《最高の演出》が整ったところに《最高に華やか》な登場を果たしたのが…
この『CBX400F』ですね✨
以下、公式サイトより!
『HONDA CBX400F ニュースリリース』
1981年10月27日 発表 →https://www.honda.co.jp/news/1981/2811027.html
当時の最先端技術が駆使されて作り込まれたそのドラスティックな存在は他社を圧倒、瞬く間にトップの座に躍り出たストーリーは、今でも語り草となっています。
「CBR400F」にバトンタッチをする形で生産を終了した後も、あまりにも人気がありすぎて再生産をした『2型』までもが、更にカッコ良くなって登場しました!
このような、歴史に残るほど《伝説的な現象》なんて、後にも先にもホンダさんの『CBX400F』以外の他車種で聞くことは、間違いなくありえないことでしょう。
当時を振り返るとまだまだ子供で【バイクに乗りたくてしょうがない】15歳ぐらいの頃に、いちばん主流でみんな乗っていたのは、圧倒的に「CBR400F」です。
その時に一つ年上の《憧れの先輩》が乗っていたのがこの『CBX400F』でした。
唸る【轟音】!!
もちろんのこと、ぱっと見の外観上で『CBX400F』だと判断できるパーツと言えば、ホイールの形状(黒だったから2型だと思われる)ぐらいしかありません!!
【原色が破裂】した奇抜なカラーリングに加え【単車の原形をとどめていない】ほど改造し尽くされたそのもの自体が、何の遠慮もなく玄関先に《威風堂々と》停車している姿を見ては「スゲー!カッコいい!」と、本気でときめいたものです✨
「偉大過ぎる存在」
『CBX400F NC07』
この単車が現役で活躍していた頃は【そんな熱い時代】だったと記憶しています♪
今となってはなかなか手を出せないレベルの価格高騰、あまりにも盗難され過ぎて盗難保険に加入できないなど、いろんな意味で《入手が困難》になりましたね💧
かつて『CBX400F』との【真っ向勝負】に名乗りを上げて、一歩も引かなかった
『YAMAHA ”XJ400” 4G0』
その「存在」については別の記事にまとめていますので宜しければご覧ください👇
『英雄』たちの 軌跡【XJ400】→ ⚠この記事については、一時《非公開》とさせていただいておりますので、どうかご了承くださいませ。
「CB400Four」の登場
時は、流れて…
「CBX400F」の鮮烈で衝撃的なデビューから、おおよそ16年後の1997年に同じホンダさんから発表されたのが、この『CB400Four』型式NC36ですね。
正直に言って、その当時にリアルタイムで『CB400Four』の登場や存在を把握していたのかと聞かれると、知っていたような知らなかったような、微妙な感じで…
記憶にありません💧
その頃は、もちろん子供のように遊びまわっていたワケではなくて仕事をしていたし、とっくに興味はバイクから車に移行していた時期なので当然かもしれません。
そして、バイク業界の方向性や世間の流行りにも、大きな変化があったはずです。
なぜそう言えるのかというと…
ここで【面白い事実】を1つ!
これを見てください。
ホンダ シャドウ400✨
当時あんなに大好きだった【ネイキッドタイプ】の単車からも遥かに遠ざかっていたのに、何を思いついたのか突然【アメリカンタイプ】の単車を購入したんです!
「久しぶりに単車に乗りたい」
そんな発想からの事だとは思いますが、ホンダさんからの物ではあるもののなぜか気が合わずに、走行距離わずか400Kmほどでお別れして、単車はないのにローンの残金を支払い続けるという訳の分からない結果に終わった衝動買いでした💧
本当に短い付合いだったので、現存している画像は上のもの1枚しかありません。
この事実から何を思うのか、というと…
1997年当時
時代は【アメリカンタイプ】!!
『CB400Four』が登場した1997年、実際に興味を惹かれたのはシャドウ・ドラッグスター・スティードなどの【アメリカンタイプ】であって、NC36ではありませんでした。これは、どうすることもできない《時代のシフト》だと思います。
当時ホンダさんは、1997年の『CB400Four』発表からわずか1年後の1998年に、新しいカラーリングを2色追加したうえで国内の年間販売計画台数を8000台から半分の4000台に【下方修正】して《後期型》を発表しています。
以下、公式サイトより✨
『HONDA CB400Four ニュースリリース』
1997年3月27日 発表【CB400v】→https://www.honda.co.jp/news/1997/2970327c.html
1998年2月26日 発表【CB400w】→https://www.honda.co.jp/news/1998/2980226.html
👆この流れを、どう捉えるのか?
それは『HONDA』さんが
【世間の流行】に左右される事はなく
『究極のCB』という唯一無二な存在を追及した《その軌跡》だと思っています!
1997年当時を振り返って、現在。
『CB400Four NC36』
その【潜在的に秘めた魅力】が本当の意味で見直されるのは、これからでしょう♪
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『世代交代』の予感
この、CBX400Fをウチに迎え入れたのは、もう10年以上前のことになります。
走行距離は、あくまでもメーター表示で12000Km、あちこちをカスタムされていて、大きめの転倒歴(ハンドルストッパーが溶接されている)もあると思われる、お世辞にも【程度が良い】なんて言えるような状態ではありませんでした💧
消耗品を新品に交換、少しずつノーマルパーツを集めては組み上げて、試運転を繰り返しながら調子を出してきて今に至りますが、決して【好調】とは言えません。
幾度もの、レッカー依頼⚠
騙しだまし、状態維持だけのために様子を伺いながら動かしているのが現状です。
一方、CB400Four…!
走行は30000Kmを超えましたが、超絶元気で不調の気配すらありません✨
CBXとの、大きな違い。
それは、ウチに来た時点で最初から【フルノーマル】の状態であったという事!
そして『大事なこと』をもうひとつ。
年式が違って新しいとは言っても、それぞれの個体差があって一概に言えませんが
一番に感じることは、CBXのように
『酷使された感』が、無い!
この状況を見ると、当時の【人気があった】とか【不人気だった】とか、それぞれが登場した【時代背景の違い】などの要素が、今となってみれば『CB400Fourの動態保存』については《有利に作用している》のではないかと、考えられます。
何にでも《寿命》がありますね。
いくら大好きでも、どれだけ大切にしていたとしても《避けられない事実》です。
そう遠くはない未来に
流石の『CBX400F』も、そろそろ《現役引退》を余儀なくされる事になります。
そして、いつの日か
自分史上《最高の出会い》の数々を《懐かしく、愛おしく》思い出すのでしょう。
ウチだけの『世代交代』。
その日まで、一瞬一瞬を大切に、仲良く楽しく過ごして、思い出を作っておこう。
大丈夫!
目の前に居る『CB400Four』が
頼もしい跡取りになってくれるはず✨
最近になって
やっと、覚悟を決められました。
少しだけ《しんみり》した話しになりましたが、最後までのお付合いに感謝です♪
ありがとうございました (^.^)✨
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